闇金から執拗な電話やメッセージが届き、家族や勤務先へ連絡すると脅されている場合、一人で対応を続けるのは危険です。相手の要求にその場で応じる前に、証拠を残し、警察や弁護士などへ早めに相談してください。
闇金の取り立てを止めるために重要なこと
闇金の取り立てを止めるために大切なのは、相手と一人で交渉を続けず、できるだけ早く闇金問題を取り扱う弁護士へ相談することです。闇金は、借り手の不安や孤立につけ込み、電話、SNS、家族や勤務先への連絡などで支払いを迫ることがあります。
金融庁は、正当な理由のない夜間の取り立て、勤務先など居宅以外への電話や訪問、家族など第三者への支払要求を、禁止される取り立て行為の例として案内しています。無登録業者による違法な取り立ても罰則の対象となり得ます。
早めに確認したい5つの対処
1.連絡や振込の証拠を保存する
電話履歴、録音、SMS、LINEやSNSのメッセージ、相手のアカウント、振込先口座、振込明細、契約条件が分かる画面などを削除せず保存してください。日時、相手が名乗った名称、要求された金額、脅された内容もメモに残します。
証拠は、警察や弁護士へ状況を説明する際に役立ちます。スマートフォンが故障した場合に備えて、画像や録音を別の安全な場所にも保管しておくと安心です。
2.相手と直接会わない
呼び出されても、一人で指定場所へ行かないでください。自宅や勤務先に来ると告げられた場合は、相手の言葉を記録し、身の安全を確保したうえで、弁護士へ状況を伝えてください。
3.脅しに応じて追加の約束をしない
その場を収めるために新たな借入れをしたり、家族や知人からお金を集めたり、別の口座へ送金したりすると、被害が拡大することがあります。支払いや連絡方法を自分だけで判断せず、専門家へ事情を伝えて対応方針を確認してください。
4.家族や勤務先へ最低限の事情を共有する
闇金が家族や勤務先の連絡先を知っている場合は、見知らぬ相手から連絡が来る可能性を伝えておきます。支払いに応じないこと、本人の居場所や新しい連絡先を伝えないこと、着信日時と内容を記録することを共有してください。
5.闇金問題を取り扱う弁護士へ相談する
取り立ての連絡が続いている場合は、闇金問題を取り扱う弁護士へ早めに相談してください。取引内容や相手へ渡した個人情報、取り立ての方法を確認したうえで、今後の連絡や支払いをどのように扱うべきか、事案に応じた対応を検討できます。
弁護士へ相談すると何を依頼できる?
弁護士へ相談すると、取引内容や取り立ての状況を確認したうえで、闇金への連絡、支払関係の整理、警察や金融機関への情報提供に関する助言など、事案に応じた対応を検討できます。
ただし、闇金は違法な業者であり、弁護士が介入すればすべての嫌がらせが必ず直ちに止まると断言することはできません。安全確保を優先し、警察などと連携しながら対応する必要があるケースもあります。
相談前に整理しておく情報
- 借りた日と実際に受け取った金額
- これまでに支払った金額と回数
- 相手の電話番号、SNSアカウント、振込先口座
- 利息や返済条件が分かるメッセージ
- 脅迫、嫌がらせ、家族や勤務先への連絡内容
- 身分証、勤務先、家族の連絡先など相手へ渡した情報
すべて揃っていなくても相談は可能です。分かる範囲で時系列にまとめておくと、状況を伝えやすくなります。
よくある質問
電話番号を変えれば解決しますか?
電話番号の変更だけでは、家族や勤務先への連絡、別アカウントからの接触が続く可能性があります。変更前に証拠を保存し、相手が把握している個人情報を整理したうえで、警察や弁護士へ相談してください。
勤務先へ電話された場合はどうすればよいですか?
勤務先には、本人の在席状況や個人情報を答えず、通話日時、電話番号、相手の発言を記録してもらうよう依頼します。繰り返し電話がある場合や脅迫的な内容がある場合は、その記録を警察や弁護士へ提示してください。
まとめ
闇金の取り立てを受けたときは、証拠を保存し、相手と直接会わず、一人で新たな支払約束をしないことが重要です。まずは闇金問題を取り扱う弁護士へ相談し、現在の状況に応じた対応方針を確認してください。
運営元の法律事務所では、闇金・個人融資に関するご相談を受け付けています。
安全上の注意:暴力を受けている、相手が自宅や勤務先に来ているなど、生命や身体に差し迫った危険がある場合は110番通報を優先してください。
参考情報
闇金への返済義務が気になる方へ
闇金から元本や利息の支払いを求められている場合は、闇金から借りたお金の返済義務も確認してください。最高裁判決の考え方と、自己判断で支払いを止める前に確認すべき点を解説しています。


