本人が連絡を断った後、家族や勤務先へ電話をかけることは、闇金が圧力をかける際に用いることのある手口です。周囲に知られたくない気持ちから一人で対応すると、相手の要求が強まる場合があります。
家族や職場には必要な範囲で共有する
事情をすべて説明する必要はありません。「不審な金融業者から連絡が来る可能性がある」「本人の在籍状況や連絡先を答えないでほしい」と、最低限の対応方針を共有します。
伝えておきたい対応
- 相手へ新しい連絡先や勤務予定を教えない
- 支払いを約束したり、本人に代わって交渉したりしない
- 電話番号、日時、相手の発言を記録する
- 録音機能を利用する場合は社内ルールも確認する
職場では窓口を一つにする
複数の従業員が個別に対応すると、相手へ余計な情報が伝わることがあります。上司や総務など、対応する窓口を決め、その他の人は取り次がない形にすると記録も集約しやすくなります。
電話以外の嫌がらせも保存する
FAX、メール、SNS投稿、出前や商品の送り付けなどがあった場合も、届いた日時と内容を記録します。投稿は削除される可能性があるため、URLと画面全体が分かるスクリーンショットを残しましょう。
状況に応じて対応窓口を選ぶ
家族や職場への連絡を含め、相手とのやり取りや支払いをどう扱うか整理したい場合は、法律相談を利用する方法があります。相手が訪問して退去しない、暴力を示唆するなど身の危険が迫る場合は、安全確保と110番通報を優先してください。
家族や同僚が支払う前に
本人以外へ支払いを迫られても、その場で送金や約束をしないことが重要です。誰が、どのような名目で、いくら要求しているかを確認し、記録を残してください。
取引や支払いへの対応を整理したい方へ
相手とのメッセージ、振込記録、これまでの支払状況を確認することで、今後の連絡や支払いをどのように扱うか検討しやすくなります。
相談後の対応や見通しは、取引内容その他の事情によって異なります。
まとめ
家族や職場への連絡が始まったら、周囲と最低限の対応方針を共有し、窓口と記録を一本化します。危険を感じる行為があれば、支払いより安全確保を優先してください。
参考:金融庁「ヤミ金融対策法のポイント」。本文は一般的な情報であり、個別事案への法律判断を示すものではありません。


